こんにちは。satoです。
「さっさと宿題だけ終わらせてから遊べばいいのに。」
「TVばっかり見ていつ勉強し始めるのかしら。」
とママなら1度は思ったことがあるはず。
なかなか自分が思っているようには動いてくれない子供にイライラしていませんか?
先日菊池洋匡氏の「小学生の子が勉強にハマる方法」という本を読む機会がありました。子供のヤル気スイッチをどうしたら押せるかとても勉強になったので、まとめてみたいと思います。
やる気の秘密は「ARCSモデル」
やる気は「ARCSモデル」という心理に左右されると著書にはあります。
そのARCSモデルとは、Attention(注意)・Relevance(関連性)・Confidence(自信)・Satisfaction(満足)の頭文字をとったもので、意識向上の方法として企業でも活用されています。
ママは子供のやる気を出すために様々な声がけを日頃からしていますが、それが逆効果になったら悲しいもの。
でもこの理論を学ぶだけでその声がけが何倍もの効果を発揮するようになるんです!
我が家もこの方法を読んで出来ることを実践してみたら効果を感じました。
A 興味を引かせる
まず興味をもってもらうことから。子供は勉強でも楽しいと思ったらやりたくなるもの。
著書の中ではこのような方法が紹介されています。
・サイコロで解くページを決める ・シールやスタンプがもらえる ・育成ゲームのようにレベルが上がる ・レジャーは科学館や博物館に ・動画やアプリのデジタル学習を取り入れてみる
ここでのポイントは結果ではなくて行動に点をつけること。
テストが100点だったからレベルが上がるのではなく、朝学習を頑張った日数でレベルが上がるようにすることです。
我が家ではお手伝い1回で10円もらえることにしているのですが、ただ単純にお手伝いの数を正の字で数える方法から、グラフ化して自分でシールを貼るように変更してみました。
そうすると兄弟の中で何番目にお手伝いをがんばっているかわかりやすくなり、自分でシールを貼ることも楽しみとなった様子。結果としてお手伝いをしてくれる数が増えました。今は宿題を帰ってすぐするとシールが貼れるバージョンを試しています。
R 何のためにやるのか
次は目標をもってもらうこと。
なんで勉強しなきゃいけないの?今この漢字を覚えてどう役に立つの?と中々日々の勉強の先にあるものが具体的にわかりにくいですよね。
大人と子供では時間感覚が違うので、将来のことを言っても宇宙レベルの長さに感じてしまいます。
なので今月頑張ることを月初に設定したり、短期間の目標を立てるのがいいようです。
ここでのポイントはその目標を子供が選択して決めること。
我が家では本田圭佑さんの『夢ノート』を家族分購入して毎朝今日頑張ることを記入するようにしてみました。
すると今日はこれしようかな〜。と漠然と考えていたことが書くことで明確化。
自分の目標に向かって何をしていこうかを考える助けになっています。この夢ノートは本当にいいので詳しくこちらに書いています⇒夢が実現!?本田圭佑さんの「夢ノート」は効果大
C 僕でもできるかも
次は頑張ればやれそうと思わせること。
大人でも全くしたことのない仕事を任せられると何からしていいかわからず逃げたくなりますよね。子供だって同じ。
まずは簡単すぎる問題1問からはじめ、次の日は2問、その次の日は3問と徐々に増やして、1サイクル終わったら難易度を少し上げるというふうにゆっくり難しくするのがいいです。
我が家での失敗談ですが、
長男が小さい頃先取り学習がいいと思ってどんどん文字や計算に取り組んでいた時がありました。ちょうど年長で1年生レベルの通信教育(SAPIX)を使って学習していたのですが、理解出来ないことが出てくるように。その時私は問題で問われていることをわかりやすく説明して答えに導くようにしていました。
その頃試しにと受けた模試では、計算や漢字はできても難易度の高い問題は不正解。
この結果に私はひどくショックを受け、「今までやってきたことは何だったんだろう」と悲しくなりました。私が一方的に教えているだけで、息子自身が理解し考えてはいなかったのです。
そのことがあってから、我が家では先取り学習ではなく自分でじっくりと考えることに重点を置くことにしました。そうすると上手くいかなかったときも自分で原因を見つけ、努力するようになったのです。
S してよかったと思えるか
最後は認めてもらえること。
誰だって褒められると嬉しいですよね。ここでのポイントは一貫性を持ってすぐ褒めること。
親の機嫌に左右されると子供も混乱してしまいます。友達や兄弟と比べるのではなく、その子その子の成長に目を向けるようにしましょう。
本の著者の菊池さんは都内で塾を運営されていて、メルマガも配信されています。
勉強になるものが多いのでオススメです。
よかったら参考にしてみてくだい~。
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